時を貫く拳銃に弛みは無く

Rio de Emocion (リオ・デ・エモシオン)

Rio de Emocion (リオ・デ・エモシオン)

一年ほどの沈黙を破って出した答えは「南米」。なしてそげなことになったかオイはわからんとですが、それがDAのおもしろかとことおもうとるとですたい。
思うに、この人たちは恐るべきロングスパンで自分たちの音楽を考えているのでしょう。直ぐさま答えは求めず、いろんな道を辿って、楽しんで、時には迷って己の道を進んでいるのでしょう。それは時に俺たちの目にはもどかしく映るのですが、逆にそれは楽しみでもあります。歴代のアルバムを並べて聴いて、同じアーティストが歌っているとはちょっと考えにくい。でも、人は変わるし、環境も時代も変わる。その変化を一番楽しんでいるのは彼ら自身なのでしょう。一所に留まる理由は無い。たくさん道草した先に待っている物はいったい何なのか。ひょっとしたらそれさえも考えていないような気がします。